トカラ列島の宝島はなぜ動いたのか?

地震調査委員会によると、最近のトカラ列島の群発地震にて、宝島が南方向に約4cm移動したことが報告されました。

また、一連の群発地震の前後に、浅い場所で地震が発生していたことが確認できます。

この深さの浅い位置で地震が発生していることを考えますと、宝島の北側でマグマが上昇してきたのち、周囲の岩盤を押しのけた結果、宝島が南方向へ押されて移動したのではないかと感じています。

島を約4cm移動させるほどの力は地下水などの流入では考えづらく、やはりマグマ流入の可能性が高いのではないか、そう感じています。

もし上記の仮説が正しければ、海底噴火の可能性が懸念されます。

この点、「断層のズレによる地震」と「マグマの上昇による地震」では、全く違う現象になります。一般的な津波は断層のひずみのズレで発生しますが、たつきさんの予言では海底火山の噴火による大津波と予言されています。そのため、たつきさんの予言を念頭に置いた場合、地震の原因が火山活動によるものであるか否かが重要になってきます。

フィリピン海の中央には活火山はないため、これまで海底火山の噴火の可能性は否定されてきましたが、トカラ列島の群発地震の回数の多さに加え、その原因が火山性のものであるとすれば、この地域での「大災難は2025年7月」の可能性が現実味を帯びてくることになります。

また、九州、南西諸島で噴火警戒レベルが高まってきていることも注視する必要があります。

いずれにしても、群発地震が止むまでは気の抜けない状態が継続しますので、今後も監視活動を継続していく予定です。

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