トカラ列島近海にカルデラはあるのだろうか?

先日のトカラ列島近海での群発地震についてですが、今現在もまだ地震は継続しているようです。

21日から数えて、合計320回程度になっていますが、先日の記事を書いたのが27回の時でしたので、ここまで継続するとは思ってもいませんでした。

2000年1月以降、鹿児島県での震度1以上の合計回数を月別にチェックしてみますと以下のようになります。(※今月6月分は含まず、2025年5月分まで)

トカラ列島近海での群発地震の月別回数

回数が多い月については、トカラ列島近海での群発地震によるものです。

こちらのデータでは、今月6月分は含まれていませんが、このペースですと、過去最高の月間400回に到達するのかもしれません。2016年の熊本地震以降、トカラ列島近海での群発地震の回数が増えてきたと感じてます。

ただ、熊本地震は断層のずれによるものですが、今回のトカラ列島近海での群発地震はほぼ同じ位置で発生しています。

震源とされる位置と海底地図をざっくり重ねてみますと、このような位置になります。

海底地図と震源地の比較

この箇所を拡大してみますと、こんな感じです。

トカラ列島近海の震源地の海底を拡大

カルデラ?のようにも見えますが、定かには分かりません。

おそらく小宝島、宝島の位置になると思いますが、これがカルデラなのかどうかは詳細不明です。当サイト運営者が科学的に検証したわけではなく、偶然たまたまカルデラに見えるだけかもしれません。

ただ、同じ位置で継続している点、そして群発性であることから考えますと、断層のズレというよりも、マグマだまりの活動が活発化することによる小規模な地震ではないかと感じています。

過去のパターンでは収束しているため、今回もいずれは収束すると思いますが、大規模な噴火に発展する可能性も否定できないと感じています。

今後も継続するのか、監視体制を強化したいと思います。

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