古代ローマの都市ポンペイ

古代のローマにはポンペイという都市が栄えていました。
けれども、ヴェスビオ火山の噴火により壊滅してしまい、その後、人々の記憶からは長らく忘れさられることになってしまいます。
時は今から1932年ほど昔の西暦79年のことになります。

当時のポンペイの人口は1万~2万人程度といわれており、都市もよく整備されておりました。
また、階級社会ではあったものの、のちに発掘された豪華な品々から判断するに、人々はとても豊かな生活をおくっていたともいわれています。

このヴェスビオ火山の噴火でポンペイの町は壊滅してしまうことになるわけですが、どのくらいの人が犠牲になったのかについては、いまだに詳しくわかっておりません。
なかにはローマへ逃げてきた人々もいるようですが、大半の人はそのまま灰に埋もれてしまったといわれています。
当時は階級社会でしたので、逃げたくても逃げられなかった人もきっと多かったに違いありません。


ちなみに、この記事はここまで書いていたところでほったらかしておいたのですが、その後、東日本大震災がおこってしまいました。
ふと思うところがあり、再び記事を書き始めております。
噴火と地震の違いはあるものの、2000年の時を経て人類が宇宙に行けるようになったとしても、天災の前では人間は無力であることをつくづく感じさせられます。
原発や地震情報などを見てみても、えらい学者さんがいっているようなことはことごとくはずれております。
やはり、最終的な判断は自分の感を信じるしかないのではないかと思うのです。

なんでも、今回の地震によって休止していた活火山も目をさましたとか、さまさなかったとかいわれております。
これは日本のみならず、太平洋プレートをはさんだアメリカや南の国々にも、今回の地震は関連のあることと感じています。

仮に現代の社会でポンペイのような噴火が発生すると、やはり広範囲で被害が出てくるのだろうと思いますので、すばやい行動が命運をわけるような気がいたします。
地震とは違い、噴火の場合は何らかの兆候があるはずだと思いますので、少しでも気になった時点で何らかの行動に移るこころがまえをもっておくのが大切ではないでしょうか。

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