贈り物の購入は並行輸入品を避けるべき理由

僕は自分で使うものについては並行輸入品でお得に購入して使っていますが、人への贈り物については高くても日本の正規代理店から買うようにしています。

これは偽造品の可能性があるという理由からではありません。

楽天などで販売されている並行輸入品の販売業者の場合、なかには東証に上場しているケースもありますので、偽物である可能性はほぼなく、その商品が本物であるかの心配はまったくする必要がないとぼくは考えています。

なので、理論上は日本の正規代理店で購入しても、安い並行輸入品を購入しても、商品の品質自体はまったく違いはないわけですから、安い方を購入してプレゼントして、浮いた分をデート代に回した方がよいという考えが出てきます。

けれども、並行輸入品を贈る際の最大の難点は、贈られた人が偽物と疑われてしまう余地を残してしまう点にあります。世間一般では、「並行輸入品=偽物」というイメージが未だに強く存在していますので、贈られた人が正々堂々と人に自慢する楽しみが失われてしまうのです。

例えば、正規代理店以外で購入すれば、取説などは日本語ではなく、英語の文字が並んでいる場合があります。

友人などに見せた際、「これって偽物なんじゃないの?」と言われた際、いちいち並行輸入品の正当性を根拠にあげて反論しなくてはいけなくなってしまいます。並行輸入品の正当性を丁寧に説明しても、おそらく最後まで疑ったままの人もいることでしょう。

結果として、贈られた人のプライドを傷つけてしまう可能性が出てくるわけです。これは一般的に「マウンティング」といわれる女性特有の行為になりますが、マウンティングの際にこの並行輸入品であることは不利な立場に追いやられてしまうことになります。

高価な贈り物をされることのメリットは、その商品自体の価値もさることながら、人に自慢できるという見栄の部分もありますので、贈った人に偽物と疑われる余地を残してしまうのは贈る側の失態といえます。

贈られた人が正々堂々と人に自慢してマウンティングの場で勝利を得るには、正規店で購入することが大前提であるとぼくは考えています。

「並行輸入品でもいいよ~。どっちも本物なんだし、安い方を買った方が得じゃん!浮いたお金でおいしいものでも食べようよ~。」などと言われた際、男性側は試されていると考えるべきです。

言われるがままに本当に並行輸入品を贈ってしまった場合、「私って大切にされてないのかな?」などと思われてしまう可能性がありますので、並行輸入品については自分で使うものだけに留めるべきです。

もし、予算面で余裕がない場合、高価な商品を並行輸入品で安く買うよりも、正規品の安いアイテムを買った方が喜ばれることでしょう。

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