歴史ロマン」のエントリー一覧

私が見た未来・完全版では、「大災難は2025年7月」とされていますが、なぜ大災害ではなく「大災難」なのでしょうか?

大災難は2025年7月

この点について、たつき氏自身も見えた文字が大災難であっただけで、その理由については明確には分からないらしいです。

そのため、ここからはあくまで当サイト運営者の主観にはなりますが、「大災難」である理由は、もし大災害や大震災などとしてしまうと、地震のあとに津波が来ると勘違いしてしまうからだと考えています。

そもそも、たつきさんの本では津波の原因が「海底火山なのか、爆発なのか」とあるため、断層のズレによる地震ではない可能性が高く、それほど揺れないことが予想されます。地震ならすぐに津波が来ると予想して避難することができますが、海底火山の場合はそれほど揺れないので、津波が来ていることに気付かずに逃げ遅れてしまう可能性があります。

そのため、もし「大災害」としてしまった場合、前回の「大災害は2011年3月」が的中したことから、今回も地震による津波なのだと勘違いをして、逃げ遅れてしまうリスクが出てくるはずです。

もし予言どおりに噴火なら揺れないので、津波が来たのにも気づかず、突然飲まれてしまうかもしれません。この場合の被害は莫大なものになってしまうはずです。

そのため、地震を連想させる「大震災」や「大災害」などの言葉は使わず、「大災難」という表現になったのではないか、そう感じています。つまり、地震なしで来る津波なので、大震災と思っていたら逃げ遅れるよという、一種の警告のようなものなのかなと考えてます。

いずれにしましても、もし本当に噴火などにて、地震のない状態で大津波が来た場合、どうのようにして迫りくる津波に気づけばいいのでしょうか?

今のところ、先月のような無感のステルス津波はごくまれなケースですし、来たとしても津波の高さも低かったため、大事にはなっていません。

しかしながら、最悪の事態を考えれば、揺れない状態でどのようにして津波に気付くことができるのかは防災対策における今後の重要な課題になると感じています。

個人的には、噴火の高さが何m以上ならスマホに津波警報を出すとか、そういった対策をした方がいいのではないかと思います。

いずれにしても、トンガ噴火など前例が全くないわけではないですが、ごくまれな噴火タイプの津波のために、今までの防災対策を抜本的に見直すのは難易度が高いのかなと感じています。

2025年7月まで残り10ヶ月となりましたが、現時点において、その予兆とも考えられる事象が徐々に確認されはじめてきています。

当サイト運営者が検証した結果、私が見た未来・完全版に書かれている「大災難は2025年7月」について、起こりうるシナリオをランキング形式で比較してみました。

第1位:何もおこらない・300ポイント

まず、2025年7月には何もおこらない確率が依然として一番高いです。
テレビ番組による直接取材では、そもそも予知夢と現実がリンクするのは1割程度とのお話でしたので、それほど高いものではないと思います。

おおむね、予知夢を見た日付の数年後に現実におきることが多かったそうですが、1日ズレたこともあるとのことで、7月5日という日付自体には意味がないと考えてます。1日ズレたということは24時間の誤差があることになるので、時間についても意味はないはずです。

ただし、スクリーンに文字が浮かぶタイプの予知夢については、特別な予知夢のようです。これまで2回あったとのことで、そのうち1回目の「大災害は2011年3月」は既に的中しており、2回目の「大災難は2025年7月」も的中するのかに関心が集まっています。

第2位:海底火山の噴火による大津波・150~200ポイント

私が見た未来・完全版(2021年10月出版)に書かれている内容は、「海底火山や噴火、爆発での津波」という記述になっています。

ただ、津波といえば、地震がセットなので、本に書かれているような噴火や爆発が原因での津波は本当にありえるのだろうか?という疑念が当初はありました。

けれども、本が発売された直後の2022年1月、トンガ噴火による津波が日本に実際に到達したことで、それは現実のものとなり、現在では噴火でも津波が来ることが定説となりつつあります。

その後も、2023年10月の鳥島近海の海底火山の噴火による津波、また、2024年9月のトラップドア断層破壊による津波など、ここ数年の間に火山活動による小規模な津波が発生するようになりました。

この一連の経緯を考えてみますと、世間一般はもとより、専門家ですら初めてのことで想定すらしていなかった噴火の津波という事象を、2022年1月のトンガ噴火が発生するより前の2021年10月の時点にて、なぜ想定して本を出版することができたのか、この点で謎が残ります。

気象庁「長官会見要旨 (令和4年1月19日)」
※出典:気象庁「長官会見要旨 (令和4年1月19日)」

気象庁は1956年の設置のため、約65年間で初めての事象になるはずですが、その発生の直前、わずか3カ月前に出版された本のなかで示唆されていたことになります。

2022年1月のトンガ噴火の際、「噴火 津波」の検索回数が急増しましたが、本が出版されたのは、その直前の2021年10月です。

「噴火 津波」の検索回数

これを、たまたま偶然、直前のタイミングになったと考えるには、ピンポイントすぎる印象があります。

また、ボコンと下から盛り上がるイメージも、トンガ噴火の際の衛星画像と酷似してます。

ボコンとなるイメージ
※出典:「私が見た未来 完全版」たつき諒 (著)

トンガ噴火の衛星画像
※出典:Wikipedia「2022年のフンガ・トンガ噴火」

通常、予言といえば、隕石とか大地震とか、そういう月並みな内容になりますが、噴火や爆発による津波となっている点で、一般的なノストラダムスのような予言書とは違いがあります。

つまり、実際に夢で見ていなければ、とても書けないような内容であるということです。

くわえて、こちらはボルケーノ界隈の専門家の間で以前から警鐘がならされているものですが、破局噴火の危険度で世界ランキング1位の硫黄島の存在があります。硫黄島は私が見た未来で震源地とされる位置からも近く、予言とは関係なしに、以前から大津波の可能性について警鐘がならされていた地域です。

さらに、2024年9月に発生した津波については、スミス島でのトラップドア断層破壊が原因といわれています。もし現在でもマグマが流入しつづけていると考えた場合、いずれはトラップドア断層破壊から噴火に発展してもおかしくはない、そう感じています。

海底火山の噴火でマンホールのふたが吹っ飛ぶようなイメージです。

トラップドア断層破壊から噴火へ移行するイメージ

(※トラップドア断層破壊から噴火へ移行するイメージ)

また、陸続きになるというイメージについては、噴火で軽石などが大量に漂流する可能性もあります。

ただし、私が見た未来・完全版で震源地とされる場所については、地図上では沖ノ鳥島あたりになり、上記の硫黄島やスミス島などの小笠原諸島とは少しずれてます。この沖ノ鳥島は隆起したあとのサンゴ礁といわれているため、火山活動による噴火の可能性はかなり低く、逆に沈下しているぐらいです。

そのため、この震源地とされる地点で考えると台湾有事のシナリオの方が可能性は高いと感じています。

第3位:台湾侵攻による核爆発・50ポイント

ミリタリー界隈では、台湾侵攻は2027年あたりというのが定説でしたが、米軍高官のメモなどから思ったより時期が早まるとの見方が強くなってきています。

最近のウクライナ戦争につづき、中東のイスラエルの紛争も激化してきており、今年の年末には大統領選などもあるため、2025年は政治情勢が不安定化する兆しがあります。

さらに、ロシアの津波兵器であるポセイドンが潜水艦に配備されたとの情報もあり、もし紛争が台湾にも飛び火した場合、フィリピン海の中央あたりは戦場となってしまう可能性もあります。

特に、沖ノ鳥島は島というよりは岩なので、破壊しようと思えば、できてしまうはずです。排他的経済水域の関係などもあるため、有事の際のどさくさに紛れて、岩を破壊されてしまう可能性もあります。

現実にも、最近の中国のミサイル発射や自衛隊の台湾海峡の通過など、2025年を前に徐々に機運が高まっているようにも感じています。

とはいえ、仮に沖ノ鳥島近海の海底で核爆発をおこして日本に津波が押し寄せるとすれば、それは中国にも被害が及ぶはずです。加えて、実際に核兵器を使用すれば、世界中から総叩きに会ってしまうので、さすがに核が使用される可能性は低いと感じています。

第4位:南海トラフなどの大地震・30ポイント

南海トラフについては、おきるおきないではなく、いつ起きるのかの問題なので、破局噴火などと比較すると可能性は極めて高いです。

しかしながら、予言では地震の描写がなく、フィリピン海の海底での噴火や爆発と明確に記述されています。また、爆発でボコっと水が盛り上がるようなイメージとも異なります。さらに、震源地とされる場所についても、南海ではなく、フィリピン海プレートの中央あたりとなっており、その地点では地震は発生しないとされています。

加えて、本には「南海トラフどころではない」との記述もあり、また大災害や大震災ではなく、「大災難」との記述からも2025年7月の予言については地震ではないと考えております。

テレビなどのメディアやYouTuberなどはこの大地震を想定されているケースが多いですが、このシナリオには違和感しかありません。

ただ、2024年8月8日に政府が南海トラフ地震臨時情報を発出した経緯もあるため、この点を加味し、10ポイント加算して30ポイントとさせて頂きました。

第5位:隕石の落下・1ポイント

一方、巷でいわれているような隕石の落下については、今のところ、その兆候は見られていません。2025年7月に接近する隕石のリストを確認しても、いずれもノーリスクの隕石ばかりです。

2025年7月に接近する隕石のリスト

確率的な面になりますが、大津波の原因という点において、南海トラフなどの大地震、破局噴火、隕石の落下のうち、確率の高い順番に並べると、南海トラフ>破局噴火>隕石の落下の順になりますが、なかでも隕石の落下による大津波というのは極めて確率が低いです。

かつては隕石の落下による恐竜絶滅もありましたが、私たちが生きている間におきる可能性はほぼないですし、もし落ちる可能性があるとすれば、現時点でもNASAが観測できるはずです。そのため、隕石の落下による大津波の可能性はほぼないと考えています。

結論

以上、2024年10月時点での2025年7月予言ランキングとなりますが、もしステルス津波のトレンドが今後も継続し、来年7月までに頻発するようになれば、「海底火山の噴火による大津波」の確率が高まっていくと思われます。当面、予断を許さない状況が続きますが、今後も当ブログ上にて情報収集を継続していく予定です。

いずれにしましても、来年の6月あたりには2025年7月の兆候が出そろってくるのではないかなと思います。

昨今話題の私が見た未来・完全版ですが、予言では2025年7月に大津波が日本を襲うとされています。また、その内容は「海底火山なのか、爆発なのか」とも書かれており、必ずしも地震による津波ではないと考えられています。

津波の原因が隕石なのか、海底火山の噴火なのか、あるいはポセイドンなどの核爆発なのかは不明ですが、もし南海トラフなどの巨大地震の場合なら、とっさに津波が来ると予想できるので、すばやく避難行動をとることができるはずです。

けれども、海底噴火による津波の場合、地震の振動は限定的になるので、何がおこったのかに気づかず、実際に日本に津波が押し寄せるまで気づかないことが予想されます。

これがいわゆる「ステルス津波」と呼ばれるもので、「サイレント津波」などとも呼ばれています。

去年の鳥島近海の海底噴火の際にも「謎の津波」が到達しましたが、気づかぬうちに到達するステルス性の津波は実際に発生しています。

(※海上保安庁「鳥島近海で海底噴火の痕跡を確認~令和5年10月の津波現象の原因究明の一助に~」より)

もしフィリピン海を震源地とした破局噴火の場合、日本までの到達時間は1時間半程度と想定されますが、前例がないなどの理由で、政府が緊急アラートを出すのを躊躇してしまい、避難に遅れが生じる可能性も考えられます。

地震でもないのに緊急地震速報は出せないでしょうし、法律上、そういった事象での運用はできない可能性も高いです。個人的には、北朝鮮がミサイルを発射した際のJアラートを巨大噴火が発生した際にも流用するべきだと思いますが、それとは別口で緊急噴火アラートも新設するべきではないかなと思います。

いずれにしましても、最近の津波トレンドはステルス性の津波が多いので、地震だけに特化した現状の避難計画ではなく、海底噴火などの多様な津波にも対応したものに修正していく必要があると感じています。

たつき氏の2025年7月の予言につきまして、これまで核爆発や硫黄島、沖の鳥島の可能性を検証してきましたが、ここにきて、鳥島近海にある海底火山もその候補に浮上してきました。

この「鳥島」は「沖ノ鳥島」とよく似てますが、位置的にはかなり日本側に近いところにあります。

「鳥島」と「沖ノ鳥島」の位置

「私が見た未来 完全版」で示されている位置としては、「沖ノ鳥島」の方が合致しており、「鳥島」は少しズレてはいます。ただ、鳥島近海にある孀婦海山では最近噴火した痕跡が確認されており、2023年10月に海底噴火が原因による津波が実際に発生したと考えられています。

この経緯は、2023年10月9日に伊豆諸島と小笠原諸島で津波が発生しましたが、当時、この周辺で津波を引き起こす規模の地震は発生していなかったため、これまで謎の津波とされていました。その後の2024年1月、海上保安庁による鳥島近海での調査にて、孀婦海山で海底噴火の痕跡が確認されたため、2023年10月の謎の津波は噴火が原因によるものだったと考えられています。

さらに2024年9月24日、こちらは鳥島近海の北側にあるスミス島になりますが、トラップドア断層破壊による津波が観測されています。

スミス島の位置

このトラップドア断層破壊は、マグマが岩盤を持ち上げて隆起することで生じる津波ですが、このスミス島周辺では過去にも約10年ごとに起きています。過去の事例では、いったん津波が生じてしまえば、その後は特に何もおきていませんが、いずれ海底噴火がおきないとも限りません。

上記のように、鳥島近海には孀婦海山とスミス島があり、私が見た未来で示されている位置的にはズレていますが、どちらも大規模な海底噴火がおきる可能性があり、2025年7月候補としてあげてもよいと思います。

また、この鳥島はアホウドリの生息地としても有名ですが、かつて江戸時代には日本人が漂着することも度々あり、漂着した人はアホウドリを食べたり、その羽で「羽衣」を作ってしのぐこともあったとされています。その後、明治時代に入るとアホウドリの乱獲のため、鳥島に移住する人が増え、600万羽が撲殺されたともいわれてます。

しかしながら、1902年の大噴火で125人の島民が全員死亡し、無人島となり、この大噴火は「アホウドリの祟り」として人々から恐れられています。

前回、たつき諒氏の「私が見た未来 完全版」をレビューしましたが、隕石ではなく、シンプルに硫黄島が噴火する可能性もあると考えています。

2025年7月の予言ではフィリピン海とのことで、海外の海底噴火と考えてましたが、日本の硫黄島もフィリピン海プレートに乗っており、場所的には近いものがあります。

硫黄島の場所

こちらは完全版で示されている場所ですが、若干ズレてはいるものの、地図上ではおおむね合致してます。

2025年7月の場所

位置的には日本の沖ノ鳥島あたりに近いと思いますが、硫黄島と同様、この辺りは地味に東京都内です。

沖ノ鳥島の場所

また、海外の研究「World's 10 most dangerous volcanoes identified」にて、硫黄島は世界で最も危険な火山の1位にランクインされており、日本に25メートルの津波が来る可能性も予想されています。仮に、東日本大震災の津波を8~9メートルとしますと、「25メートル」は311の3倍程度となりますが、私が見た未来の予言の内容とも一致するかもしれません。

この硫黄島は年間25cmのレベルで隆起しており、これは世界でも非常にまれなケースとのことです。それだけ隆起するということは、マグマの活動も活発なことを意味しており、危険度が高い理由とされています。この硫黄島は2023年末にも噴火して新しい島が出現しており、まさに今現在も活動中のアクティブな火山でもあります。

また、VolcanoCafeのThe New Decade Volcano Program No. 1 - Ioto, Japanでは、フィクションによるシミュレーションもされています。噴火開始後、津波は時速約750キロで約1時間40分後に東京に到達し、上陸前の高さは40m、最低25mと予想されています。また、津波は中国とフィリピンでも20mを超え、米国と中米でも4~5mの津波の高さが予想されています。死者数は数千万人、津波が引いたあとも、数億人の生存者は食料、飲料水、医療などが受けられず、衰弱してしまうことが予想されています。

過去に1452~1453年のクワエ海底火山の噴火(VEI6)では、日射が遮断されてしまい、世界的な飢饉になった時期がありますが、硫黄島はVEI7レベルの噴火の有力候補とされています。万一、実際に噴火した場合、世界中で食料不足などの影響が出てくる結果になるかもしれません。

硫黄島の南の方には「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」という場所もあり、そちらも2021年に海底噴火していますので、この周辺のどこかで噴火してもおかしくはありません。

よくフィリピン海は地震がおきない場所だから、地震で津波が発生する可能性は低く、隕石しか考えられないというような説がありますが、そもそも2025年7月の予言では地震とは書かれてません。地震ではなく海底火山とかかれてますし、硫黄島のように噴火する可能性もあります。

2025年7月の予言について、今のところ当サイト運営者のなかでは、この硫黄島周辺での噴火、あるいは台湾侵攻による津波兵器の可能性が高いと感じています。